歯周病とは細菌による感染症です。
その感染したお口の中を「除菌」するのが、歯周内科治療です。
どのように除菌するかと言いますと、モニターを用い、顕微鏡によって歯周病を増悪する細菌がいれば、それを確認し、その細菌に合うお薬や歯磨き粉を用いて、お口の中をきれいにしていきます。
(※ 尚、お薬が合わないため、10%ほど治りにくい患者さんがおられます。)
治療方法
- 位相差顕微鏡によるお口の中の菌の確認します
- 確認された菌の除菌に必要な薬を飲みます
- 専用の歯磨剤での歯磨きをします
- 再度、除菌が出来ているか、位相差顕微鏡で確認します
- 除菌できていれば、歯石とりをします
注意
- お薬で歯肉の状態が改善されますが、そのままの状態で歯石とりなど通常の歯周治療をしなければ、元の状態に戻ることもあります。
- 歯周内科治療は歯周病を早く良くする手助けとなります。しかし薬だけですべて解決するわけではありませんので、十分注意が必要です。
- 一度よくなっても、親子間での細菌の垂直感染や、夫婦間での細菌の水平感染などよくありますので、家族ぐるみでの歯周病予防が必要です。
- 再感染を防ぐには定期健診が重要です。常にクリーニングを行い、清潔に保つことが歯を残す最善の方法です。
☆ さらに歯周病の気になる方には最新の検査(歯周病のDNA診断)を行います。 |